自動売買で細かく稼ぎながら、裁量で大きい利益を狙うというのが次なる野望です。
FXで9割の人が負ける本当の理由
答えは・・・
全て違います!
本当の答えは「証拠金維持率が低いから」です。
セミナーの講師が言うには、自分の証拠金に見合ってないロット数で取引を始めて、エントリー直後から維持率が100〜200%の場合、これは最初から負けにいってるのと同義とのことでした。
これには私も完全に同意です。
裁量でも自動売買でも同じですが、証拠金維持率の低いトレードは精神的にも負担が大きく、正常な判断を狂わせます。
また、チャートを観察したことのある人ならわかると思いますが、上がるにしろ下がるにしろ、一旦思いっきり下げてから上げてきたり、逆に一旦思いっきり上げてから下げてくるというパターンがよくあります。
この時、証拠金維持率が低い状態でトレードしている人はその騙し上げや騙し下げでロスカットされてしまい、せっかく大局としての読みは合っていたにも関わらず、上がっている時には既に買いポジションを持っていないといった憂き目に合うのです。
これがFXで9割の人が負けると言われている本当の理由です。
セミナーの講師は、受講料200万円のFX学校が割と後半にこのことを教えるようなことを言っていました(それについては本当かいなと思いましたが・・・笑)
ただ、これが超重要なことであるにも関わらず、軽視している人が本当に多いのは確かです。
実際、私は12月から100万円の証拠金で初期ロットを0.3にして自動売買を行っていますが、本当に負ける気がしません。
エントリー直後の証拠金維持率はなんと驚異の27,000%超えです!(笑)
よく証拠金維持率は 500%以上あると安心とか言われますので、これがいかにすごい数値かお分かりいただけるかと思います。
また、自分はオンのままにしてしまいましたが、年末年始、月末月初、指標時に自動売買をオフにすることで更にリスクは軽減されます。
そして、これだけ固い運用であるにも関わらず、月利は平均で7〜8%取れますので、1年でほぼ原資分は取り返すことができるのです。
100万はかなりの安全策ですが、やはりクレジットと併せて20万の証拠金は用意しておきたいところですね。
証拠金維持率の考え方について
証拠金維持率が取引を行う上で非常に重要であることはお分かりいただけたかと思いますが、併せて証拠金維持率の考え方(算出方法)についても知っておく必要があります。
証拠金維持率は以下のような計算式で求められます。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100%
そして有効証拠金と必要証拠金はそれぞれ以下のとおりです。
有効証拠金:有効証拠金は取引所に預けた金額+取引所から受け取ったボーナス+保有したポジションの含み損益の合算で算出されます。保有しているポジションの含み損が増えてくれば、当然有効証拠金の額は少なくなっていきます。
必要証拠金:必要証拠金は取引に必要な預託金のことで、FX会社によって計算方法が若干異なりますが、大まかな計算としては以下の通りです。
(例)1ドル=100円の時、レバレッジ25倍で1万通貨を購入しようとする場合の必要証拠金
100円×1万通貨÷25=4万円
この4万円が必要証拠金となるわけですが、仮にレバレッジが1000倍で取引を行うとすると
100円×1万通貨÷1000=1万円
というように、同じ取引をするのに必要な証拠金が4分の1になります。
そして、最初に示した証拠金維持率の計算式に具体例を当てはめてみますと
(例)10万円の有効証拠金で1ドル=100円の時、レバレッジ1000倍で1万通貨を購入した場合
証拠金維持率=10万円÷1万円×100%=1000%
ちなみに、FBSやXMではこの証拠金維持率が20%を下回った場合にロスカット(強制決済)されてしまいます。
ここまできちんと読んでいただいた方で勘の良い方は気が付いたかもしれませんね。
そうです。上記の例でいうと、取引において一番大事な証拠金維持率がレバレッジが大きいことによって、1000%という高い数字で取引を始めることができているのです。
このようにハイレバレッジ=危険というわけではなく、考え方によってハイレバレッジは資金効率と体力を上げて健全な運用をするために非常に有効な手段ともなり得るのです。
まとめ
今回は証拠金維持率というFXでトレードを行う上で最も根本的で重要な要素についてお話しさせていただきました。
トレードを行う上でチャート分析や利確・損切りについて学ばなくても良いというわけではありません。それらも勝つために重要な要素であることは間違いありません。
例えば、それはスポーツ選手がフィジカルトレーニングやメンタルトレーニングを行って、その競技の競技力向上に努めるようなものです。
ただ、サッカーならサッカー、バスケならバスケの練習をしなければ、当然、スポーツ選手として大成することはできません。証拠金維持率を軽視してチャート分析ばかりに力を入れるのは、サッカーの練習をせずにフィジカルトレーニングばかりするようなものです。
私も以前、裁量トレードで失敗したときは「エントリータイミングを間違えた!!」と反省していましたが、実はそうではなく、証拠金と取引ロット数のバランス、つまり証拠金維持率を間違えていたのです。
そのことに今更ながら気が付きました。
実際にトレードをしていくと本当にこの証拠金維持率の重要性が身に染みてくると思います。
是非、証拠金維持率を高く保った健全なトレードを行って、着実に利益を積み重ねていきましょう!!