これまでの記事で、バイナリーオプションの勝ちパターン・負けパターンについて紹介しました。
今回の記事はその続きで、勝ちパターンを掴み取るにあたり知っておきたい取引手法・取引理論について紹介します。
ちなみに、勝ちパターン・負けパターンに関する記事はこちらからご覧になることができます。
バイナリーオプションの勝ちパターン・負けパターンとは?
目次1 バイナリーオプション取引の勝ちパターン・負けパターンについて2 バイナリーオプション取引の負けパターンとは?2.0.1 その場任せの勝負をしている2.0.2 チャートの分析をしな ...
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今回の記事で紹介する理論を皆さんの取引に活かしていただけますと幸いです。
バイナリーオプション取引における取引手法・取引理論について
早速ですが、バイナリーオプション取引における取引手法・取引理論について紹介していきます。
今回、紹介するのは以下のとおりです。
✓ライントレード ✓ダウ理論 ✓グランビルの法則
ライントレード
これは、チャート上にラインを引いて、ライン上にレートがタッチした時にエントリーする取引手法です。
ラインの引き方はいろいろとありますが、一例として直近の高値・安値や過去に複数回反発しているポイントにラインを引くやり方があります。
また、ライントレードではラインを引いた上で、以下の4種類の考え方を基にエントリーすることができます。
✓ライントレードの考え方の例
ただし、これはあくまで考え方の一例であり、相場がいつも上記のように都合良くいくわけではありませんので、その点はご注意ください。
ダウ理論
ダウ理論は相場理論です。テクニカル分析の基本として多くの投資家が利用している理論で、6つの基本原則があります。
✓ダウ理論の基本原則
これらは相場の動きに関するクセについて触れているものです。
特に6は「転換シグナル」という考え方で、トレンドの終焉を意味しています。
この理論を取引の中で応用していく際に大事な考え方として、レートを見た際に直近の高値を上回ったり、安値を下回ったりするといったことが起きない限り、トレンドは継続するということです。
トレンドに従って取引をすることが利益に繋がるということを、この理論では示しています。
上昇トレンドはどのような状態か、下降トレンドはどのような状態か、簡単に図にしました。
この理論に当てはまっているときにはトレンドが継続すると認識するようにしましょう。
グランビルの法則
これは過去の記事でも紹介したことがあるのですが、移動平均線とローソク足を使ったチャート分析です。
買いと売りのタイミングについて8つのパターン化をしています。
グランビルの法則における考え方は以下の通りです。
✓グランビルの法則 〇買いパターン1 移動平均線が横ばいor上昇の状況でレートが移動平均線を上抜けた時 〇買いパターン2 移動平均線が上昇トレンドの状況でレートが移動平均線を一時的に下抜けて再上昇をはじめた時 〇買いパターン3 レートが移動平均線よりも大きくプラスに乖離した後に、下落したものの、移動平均線まで落ちずに再度上昇した時 〇買いパターン4 下降トレンドの移動平均線よりもレートが大きくマイナスに乖離した時 ●売りパターン1 レートが下落しはじめて移動平均線を下抜けた時 ●売りパターン2 下降トレンドの移動平均線をレートが上抜けた時 ●売りパターン3 レートが移動平均線よりも大きくマイナスに乖離した後に、上昇したものの、移動平均線まで届かずに再度下落した時 ●売りパターン4 レートが移動平均線よりも大きくプラスに乖離した時
文字だけだとわかりにくいので、簡単ですが図示します。中央の波線は移動平均線です。
それぞれ、チャートと移動平均線の位置関係について、丸のついた箇所で買い/売りパターンに当てはまることを示しています。
ちなみに、グランビルの法則は取引の中では、長期・短期それぞれの相場状況を認識する際に活用することができます。
相場状況はバイナリーオプションの取引を行う上では必ず把握しておきたいものなので、グランビルの法則はしっかりと頭に入れておく必要があります!
ちなみに、中期や短期の相場分析の際にはストキャスティクスのインジケーターを用いることで分析の精度を高めることもできます。
これまでの記事でインジケーターについても紹介していますので、こちらからご覧ください。
バイナリーオプション取引に使えるインジケーターについて
これまでの僕の記事の中では度々、チャート分析を行うことが必要であるということをお伝えしてきました。 今回の記事では、チャート分析と同じくらい参考とした方が良い、インジケータ ...
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まとめ
今回の記事ではバイナリーオプション取引における取引手法として、ライントレード、ダウ理論、グランビルの法則を紹介しました。
実際にはこれらの手法・理論を単一ではなく、複数組み合わせることでさらに精度が上がることが多いです。
今後、そういったさらに具体的な分析方法についても説明していきたいと思います。