これまでの記事の中で、チャート分析が大事であることや、勝ちパターン・負けパターンの紹介、投資で広く用いられている理論や法則の紹介をしてきました。
今回はバイナリーオプション取引はもちろんのこと、株や為替取引でも使われる2種類の基本的な分析方法について説明したいと思います。
投資を行うなら必ず知っておかなければならないことですので、初心者の方はよく勉強するようにしてください。
今回紹介する分析について
今回の記事で紹介するのは以下の代表的な2つの分析方法です。
✓ファンダメンタルズ分析 ✓テクニカル分析
それぞれがどのような分析方法なのか、以下で解説します。
ファンダメンタルズ分析
まず、ファンダメンタルズ分析について紹介します。この分析方法は、世界の経済情勢から値動きを読む方法です。
ちなみに、ファンダメンタルズという言葉は「経済の基礎条件」という意味があります。
経済情勢を知るための指標の例として挙げられるのが、各国の経済成長率(GDP)、雇用に関する指標(新規雇用者数・失業率等)、物価指数(CPI・PPI等)です。
これまでの記事でも雇用統計等の確認が重要であることをに触れております。
バイナリーオプションの勝ちパターン・負けパターンとは?
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指標等がどのようにドルに影響するかということの例を1つ記載します。
この例の2行目にある、ドルの価値が上がるという予想がファンダメンタルズ分析です。
(例)
アメリカで雇用統計が発表されて経済が上向きである旨の発表がある。
→アメリカに対する期待が高まり、ドルの価値が上がると予想される。
→投資家がドルを購入する。
→ドル高が進む。
このファンダメンタルズ分析を通して、例えばバイナリーオプション取引では相場が荒れるかどうか、ある程度の予想を立てることができます。
バイナリーオプション取引は基本的に短時間での取引なので、相場が荒れる見込みであれば、その時間を避けることで、負けのリスクを軽減することができます。
テクニカル分析
次に、テクニカル分析について紹介します。この分析方法は、過去のチャートから値動きを読む方法です。
バイナリーオプション取引はこちらの分析方法がメインとなってきます。
この分析にあたり活用できるのがインジケーターです。
インジケーターについてはこれまでの記事でも触れていますが、トレンドの把握や、現在の価格が割高か割安かといったことを判断することができます。
バイナリーオプション取引に使えるインジケーターについて
これまでの僕の記事の中では度々、チャート分析を行うことが必要であるということをお伝えしてきました。 今回の記事では、チャート分析と同じくらい参考とした方が良い、インジケータ ...
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ちなみに、インジケーターを使いながら、過去の相場で検証を行い、どのようなポイントでエントリーをしたら良いのかということを把握する必要があります。
これはバックテストというもので、このテストで自分の分析に数字の裏付け(根拠)を付けることが重要です。
もちろん、バックテストはあくまで過去のデータに基づいて行うものですので、それだけでは十分ではありませんが、トレードの理論(手法)を構築する上では、バックテストの裏付けが必要不可欠と言えます。
まとめ
今回の記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析について紹介しました。
FXやバイナリーオプション取引では基本的にテクニカル分析を重視している方が多いとは思いますが、ファンダメンタルズ分析も重要であることは間違いないので、どちらもバランスよく学んでいくようにしましょう。